小倉山

中国大連の「京都風情街プロジェクト」とは何?

全国の小京都もびっくりなプロジェクトが、中国の大連で、進んでいます。その名は、京都風情街プロジェクト。

どんなプロジェクトか気になりますね。

京都に中国人をはじめ多くの観光客が来ているのは、ご存知の通り。なら、中国に京都の街を作ってみようという壮大な都市計画。

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京都風情街プロジェクトとは

これ、本当に凄い。

場所は、大連市の「金石灘(じんしーたん)」地区:64万平方メートル

大連市はアジア大陸の東海岸に位置し、中国東北遼東半島の最南端にあり、東経120度58分〜123度31分、北緯38度43分〜40度10分にまたがり、この緯度付近には日本の仙台市、アメリカ合衆国のサンフランシスコ市、ワシントンD.C.、ギリシャのアテネ市がある。東は黄海、西は渤海、南は山東半島と海を隔てて向かい合い、北は広大な東北平野に隣り合っている。大連は東北、華北、華東地域が世界各地とつながる海上の門口であり、最も重要な港、貿易、工業、観光都市である。wiki

目的は、もちろん京都の街を再現すること。1600の建物に、京都から店舗を招きたいとのことですから、中国に京都以上に京都らしい町並みを作ろうという壮大さ。

もともと、平安京は、唐の長安にならって桓武天皇の時代に作った都です。それが、中国に再現されるとは・・・長安を模して独自に発展した町並みが、ふるさとに戻る感じでしょうか。長安と大連は、だいぶ離れていますから、他にも京都風の街ができていけば凄いですね。

主なプロジェクト参加者

2019年4月22日、東京のニューオータニホテルで、調印式を行い、本格的に動き始めました。

総投資額は、約60億元で、唐と日本の建築様式をブレンドして、古都を作り出す。2020年には、メインの商店街をオープン。

中国のリトル京都の称号を付けるということですから、小京都中国版です。

大連樹源科技集団有限公司:京都風情街プロジェクト

京都再現プロジェクト(ハフポスト)

A:「京都風情街」は完全な商業街ではなく、商業と宿泊の両方の機能を兼ね備えています。近隣には1500戸の住民がいて、さらにその周辺も開発可能です。もちろん、日本の全てを持ってくるのは不可能ですから、ここにきたら満足し、「もう日本に行かない」とはならないと思っています。

樹源グループの張洋・副総裁のインタビュー(ハフポスト)によると、京都のライバルになるのではなく、日本文化の宣伝・憧れを増すきっかけになるのではと。抗日デモに関しても大連の対日感情は、悪くないので、大丈夫ではないかと好意的。

うまく行けば、日本と中国の文化・異国の違いを示した上で、違いへの理解を深めることができそうです。しかも、和風な日本製品を宣伝するための巨大な展示会場になるのではないでしょうか。

そして、本物を見たいとなれば、実際の京都に来ていただくという流れになれば最高です。

そのためには、京都の町並み・景観を維持して、中国人が憧れる京都を維持し・作り上げておかねばいけませんね。そうしなければ、数十年後に、どちらが本物かわからなくなるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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