上賀茂神社の「やきもち」は、お土産に最適な美味しい和菓子
京土産に本当に美味しい和菓子を食べたいという方におすすめできるのが「やきもち」。上賀茂神社の名物として有名でお餅の中に餡を詰めたお菓子です。
子供の頃から大好きで、頻繁に食べていました。私の経験上、子供にも喜んでもらえると思います。近年は、人気が出てきており、京都駅の目立つところで売っていますから見逃すことはないと思います。
可愛さや見た目の美しさよりも味を重視したいという方にぴったり。
上賀茂神社のやきもち
京都の観光地の中でも有名な上賀茂神社。
上賀茂神社の門前で売られているやきもち。江戸中期に上賀茂神社で行う葵祭の参拝客にあんこをいれたもちを販売しはじめ、門前菓子として有名になったのが由来。シンプルなお菓子なのに、土産品として有名なのは、京都のここぐらいでしょう。
有名なお店は2店、創業130年以上の老舗「神馬堂」と三代目当主が頑張っている「葵家」。
私がいつも食べるのは、葵家のやきもち。白餅とよもぎの二種類がありますから、食べ比べをしてみてください。和菓子の賞を幾つか取っており、包装紙にも書かれています。
搗き立てのお餅でつぶ餡を包み軽く焼きます。焼くことで香ばしさが出てくることが「やきもち」の美味しさ。餡も甘すぎずしつこくありませんから、2~3個をペロリと平らげてしまいます。甘いぜんざいやお汁粉が苦手な方でも食べられるかも。
食べるまでは、大福を焼いただけと思っていた方でも、思わず、瞳がきらーんと輝いてほっぺが落っこちそうに。シンプルイズベスト、京都土産にいつも八つ橋を買って帰る人は、このやきもちを買ってください。職場でも家庭でもきっと喜んでもらえますよ。
もちろん八つ橋も美味しいお菓子です。
神馬堂&葵家の違い
神馬堂と葵家は味に少し違いあり。
もう一軒の神馬堂に比べてまず、餡の量が少ないのと、餠自体に砂糖が加えられ、少し甘味があるのが特徴。一つづつ個別包装されていて、時間が経っても美味しさが極端に変わらない。コトログ京都:葵家のやきもち
葵家は、個別包装により4日程は常温保存できます。ところが、神馬堂の方は、買ってすぐに食べなければいけません。時間が経つと固くなってしまいますから焼き上げたものをすぐに食べてください。お土産品も当日に食べてくださいね。
上賀茂神社に行って、すぐに食べられる場合は神馬堂、お土産として持って帰りたい時は葵家という使い分けもできますね。
葵家のやきもちに使う原材料
こんなにおいしいやきもちは、原材料も厳選してあります。葵家さんの原材料紹介を読んで原材料を調べてみました。
北海道十勝産の大粒小豆:小豆は十勝産のエリモという品種。製餡に適した小豆。
エリモショウズ:現在、北海道で最も作付けされている品種です。製餡適正に優れていますが、小豆落葉病の抵抗性がないため8年以上の輪作を必要とし、年々作付けが減少してきています。アグリシステム
滋賀県江州産の羽二重糯米:京都の台所「近江」の餅米。昔、琵琶湖の底だった甲賀で取れる餅米にぴったりのお米。
滋賀県の南東、忍者で知られる甲賀市に、「日本一」と称されるもち米がとれる小佐治(こさじ)という集落があります。ここで収穫されるもち米は「滋賀羽二重糯(しがはぶたえもち)」という品種で、「幻のもち」として全国でひっぱりだこ。昭和27年からずっと正月用の餅として昭和天皇陛下に献上し続けてきた、という歴史もあります。滋賀のおいしいコレクション
砂糖(高級鬼ザラ糖):高級な鬼ザラ糖。粒が大きく不純物も少ないことから、お菓子に最適な砂糖を使用。
白双糖は高純度の高級砂糖として知られていますが鬼ザラ糖は更に結晶が大きい分、表面積が小さくなり不純物も少なくなります。不純物がショ糖の甘味に対する雑味と感じるため、繊細な菓子作りに最適です。東洋物産
きなこ:やきもちには使いませんがきなこは「タマホマレ」という大豆。こちらは、きなこ餅などに利用。大豆の品種:農林水産省
- 神馬堂:食べログ:上賀茂神社前のお店もしくは四条の大丸で購入できます。早めに売り切れるため、幻のやきもちとも言われるとか。
- 葵屋やきもち総本舗;こちらは通販でも購入可能
- 上賀茂神社の公式サイト:地下鉄だと北山駅を降りて15分程歩きます。豊富に走るバス利用がベスト。
おまけとして上賀茂神社のしだれ桜:斎王桜 斎王桜の斎王とは伊勢神宮または賀茂神社へ天皇の代わりとして奉仕した巫女(未婚の女性限定)の事。