都をどりとは

祇園の舞妓を堪能できる「都をどり」を観覧

京都祇園の名物「都をどり(みやこをどり)」に2011年4月19日に行きましたのでご紹介しておきます。桜咲く京の風物詩として、人気を集めている公演。

都をどりは、舞妓さんにお茶を戴いた後、祇園自慢の踊り子たちが京の都を踊りながら紹介。チケットは早めに取らないと完売してしまいますのでご注意ください。

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都をどりと祇園甲部歌舞練場

都おどりの会場と桜

4月1日から下旬にかけて行われる公演。2017年は4月1日から23日に1日三回公演を行います。普段は祇園の甲部歌舞練場で行われますが、現在は耐震対策のために休館して、京都芸術劇場春秋座で開催。

写真は、祇園の甲部歌舞練場。ちょうど桜が見ごろで建物と桜の美しさを堪能することができました。祇園甲部歌舞練場は明治6年(1873)に、建仁寺塔頭清住院が歌舞練場となった由緒正しい建造物。

公演前に、お茶とお菓子の振る舞い。京都ならではの贅沢な一時を過ごします。お菓子が乗っているお皿は持ち帰ることができ、我が家では取り皿・小皿として活躍中。高台に釉薬がかかっていないため、そこだけカビが生えやすいのでご注意ください。

お茶とお菓子をいただく

何しろ、人が多いので、のんびりしていられません。最前列の人だけ舞妓さんがお茶を点ててくれます。美しい京おんなをご堪能ください。

舞妓さんがお茶を点てる

とても綺麗な人でした。手早く姿勢よくお茶を点ててくれますので、さっと飲んで都をどりの公演を待ちます。下の写真が会場です。華やかな歌舞練場で京都の美を味わいましょう。

空き時間に大丸(?)の呉服担当を長く続けていた方が着物のお話しをしてくれました。今も古くなった衣装を利用した和小物を販売していますので、和装の小物に興味のある方は逸品を探してみてください。

都をどりの舞台

大勢の舞妓・芸妓達が綺麗な衣装を着て、踊ってくれます。

都をどりは、明治維新の遷都により、京都が寂れてしまうのではないかとの危機意識から生まれた公演です。祇園万亭(現 一力亭)の主人杉浦治郎右衞門と知事・副知事達が京都復興のために、博覧会開催計画を立てて、その余興として祇園の舞妓たちの歌舞を公開したことがはじまり。

祇園の中でも最も格式の高い、由緒のある「お茶屋」。歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」にも登場する歴史的なお茶屋で、元々の屋号は「万亭」でしたが、この芝居が大当たりし、世に知れ渡るようになると、実在の屋号までが芝居の中で使われた「一力」と言う名で呼ばれるようになりました。一力亭

この一力亭は、現在も存在し、近藤勇・土方歳三・桂小五郎など維新の志士や新撰組もお客様だったとか。京都名物「一見さんお断り」のお店。

祇園のお茶屋遊びは敷居が高く、なかなか、庶民はいけません。でも、このような形であれば、舞妓たちの舞を見ることができます。残念ながら、京都の街並みを歩いている和装の女性は、たいていが観光客の変装した姿。

都をどりは本物の舞妓や芸妓を見ることができる貴重なイベント。春の京都にお越しの際は、ぜひ、ご覧になることをお勧めします。特に女性に人気が高いため彼女とのデートに組み込んであげれば喜んでくれると思います。


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