スーパーで買える京都雲月の「八味仙」のレトルト辛みカレー

京都の北「玄塚」の料亭「雲月」監修のレトルトカレーを食べてみました。このカレーの特徴は、七味唐辛子ならぬ「八味仙」入りであること。

10種類の香辛料を雲月の配合で石臼引きした辛み調味料。パッケージには、御所出入りの薬御用人の家伝、八味仙の奥深い辛みと味わいと書かれています。

<スポンサーリンク>

八味仙を0.2%使用しているとのこと。

雲月の八味仙辛みカレーを食べました。

では、さっそくいただいてみましょう。

見た目は、日本風のカレー。和風カレーです。

色は薄めの茶色。じゃがいもや牛肉がごろっとあるのが見えますよね!

八味仙カレー

原材料を見るとじゃがいも・玉ねぎ・ぶなしめじ・にんじん・しょうが・牛肉が入っています。予想通りの美味しさ。名前は辛みカレーとなっていますが、そんなに辛くありません!

普通に美味しいカレーです。気軽なレトルトカレーを食べたい時にちょうどいいと思います。我が家には、カルディのキーマカレーをはじめ、レトルトカレーを常備しています。そのラインナップに入れておくかもしれません。

なお、雲月の「八味仙辛みカレー」の製造者は、長野県小諸市にある会社「株式会社アーデン」。

パッケージ

京都玄琢の料亭「雲月」とは

このカレーのメイン材料&PRポイントの八味仙を扱うのが料亭の雲月。

京都そして南青山にお店があります。京都の光悦寺の近くにある料亭で、山椒を利かせた「小松こんぶ」が料亭土産として有名。

光悦といえば、刀剣の目利きをはじめ芸術家のパトロンとして活躍した本阿弥光悦。彼が徳川家から拝領した芸術村が「光悦村」ですから、江戸時代から芸術家や文人の集まっていた土地柄。

料理研究家の木村幸子さんによると、古文書にあったレシピを再現したそうです。

「雲月」は現在、料亭なのですが、昔は「香具屋善七」と名乗っていた香具屋さんだったようです。享保16年より営んでいた頃の古文書の中にある七味唐辛子の一種の「八味仙」を再現したところ、現代の料理にも合うということで甦ったようですね。

こちらは、江戸中期に広まった「七味唐からし」の一つと考えられているものの、その薬味の数は実際10種類以上もあり、八味と遠慮して命名されているそうです。

仙人の不老長寿薬だった八味仙

京都の雲月:京都府 京都市北区 大宮玄琢北東町 

江戸時代の高名な御典医だったという野間玄琢(げんたく)ゆかりの地に本店がありますから、関係の深い間柄だったのでしょう。野間玄琢は、山城出身の医師で、有名な曲直瀬玄朔の弟子。徳川秀忠の侍医にもなったという当代随一の医者でした。

八味仙カレー、近所のスーパーなどで見かけたら、食べて見てください



関連記事



<スポンサーリンク>
2024年3月
« 2月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031